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the sankhwa
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04 study#1 2018
「行く。」

WINTER

奈良
金剛山

writing by 山田哲也
photograph by 三田周

冬といえば雪! そんな安直な考えからこの冬のスタディは始まった。ただ雪景色の写真を撮りたかった。大阪では雪が積もることが滅多になく、生まれ育った地域でも、今までで数回しか積もったことがない。それもあってか、私は幼少の頃から雪に憧れがあり、見ると何故だか心がおどってしまう。

ということで雪が積もりそうな山に登るしかない 。近場で雪が積もりそうな奈良県の金剛山へ行くことにした。
当日は早朝に集合して車で千早駅へ。付近の駐車場に車を停め駅へ歩みを進める。あたりを見回すと雪がはらはらと降ってはいたが積もってはおらず、山頂付近も積もっていないのではないかと、不安な気持ちになった

駅に到着し、ロープウェイの切符を購入。乗り場から山頂へと続くロープを見ていると、さらに不安な気持ちが強くなる。そう、私は高所恐怖症なのだ。発車の時刻になったので、意を決し、搭乗する。後ろを見るのが怖い。前の方に行き、前方の景色のみを見るようにしていた。しかし、登るにつれあたりは段々と雪景色に変わっていった。その光景にテンションが上がり、普段自撮りをするような質ではない私が、男三人でiPhoneのインカメラで自撮りをするほどだった。

金剛山駅付近は、不思議と寒さはあまり感じず、どちらかといえば大阪市内のほうが寒く感じた。強い風が吹いていなかったからなのか、それとも久しぶりに見た雪景色に気分が高揚していたからなのか。地面には雪が積もっており、たくさんの靴跡が残っていた。私もそこにしっかりと靴跡をつけ、よし、登るぞ、と靴ひもをきつく締め直し山頂へ向かうために歩き出す。

少し歩いてると、恒例の金子トラブルで足止めを食らう。彼はなぜか底が平らな革靴で来ており、滑る滑るといってへっぴり腰になりながら登っていた。見かねた三田氏が持参していたアイゼンを取り出し、彼の靴に装着した。その後調子が出てきた金子は土を拾い上げ、嬉しそうに何か言っていた。

道中、坂道に灯籠がいくつも並んでいる箇所があり、そこで一枚撮ろうと坂道の中腹へ。雪で足が滑りそうになるのを必死に堪えながらカメラに向かって微笑んだ。そこから少し歩くと広場が見えてきた。そこには誰かが作った小さなかまくらや、手のひらサイズの雪だるまがあり、きっと子供たちが雪遊びをしていったんだろうと思い、なんだかほっこりした。広場の中心には不動明王像が立っていた。ワンカップがお供えされており、仏様ってお酒飲んでいいのかなとふと思った。像の後ろに見える階段の先に、転法輪寺(てんぽうりんじ)の本堂があったのでお参りしていくことに。

階段の脇や本堂の近くにはいくつもの石柱があった。なんとなく近づいて見てみると、石柱の頭には幾重にも雪の結晶が重なっており、雪化粧した山のようでとても美しかった。参拝した後はおみくじ売り場へ行き、皆でくじを引いた。なにが出たかは覚えていないが、大吉だった気がする。玉田は雪山は危ないと言って道中安全のお守りも購入していた。横には食堂があり、ちょうど腹が減っていたので何か食べに行くことにした。

体が冷えていた私達にとっては、うどんやそば、おでんなど、どれも魅力的であったが、皆迷わずカップラーメンを購入することに。カップラーメンのお供にビールを飲みたかったが、ドライバーなので我慢。売店のおじいさんがお湯を入れてくれるのだが、包装を剥がさず、蓋に箸をぶっ刺して、その穴からお湯を注いでくれた。なんともワイルドであった。3分間ぼーっとして出来上がった麺をすすった。山で食べるカップラーメンはなぜこんなにも美味いのだろうか。この時の写真がとてもよく、私と玉田はこの写真をアーティスト写真にしようといったが、金子に却下された。

腹が満たされ、体も温まった後は山頂の広場へ。坂を上ると、段々と視界を遮る木々がなくなっていき、開けた景色が見えてきた。山頂広場には老若男女たくさんの人で賑やかであった。皆にこやかな顔をしていたように見えた。連れてきてもらっている犬も楽しそうな表情をしていたと思う。山頂からの眺めは、空が雲に覆われており少し先の山が見える程度であったが、その景色は幻想的でずっと見ていたいと思えるものであった。

しばらく景色を堪能した後は当てもなく山道を歩くことに。しばらく歩いていると、背の高い木々がたくさんある場所にでた。改めてこの時の写真を見返すと、私達の小ささが対照的で、その時思っていたより木が大きかったんだなと感じた。

またしばらく歩いていると葛木神社(かつらぎじんじゃ)が見えてきたので、こちらもお参りしてくことに。一息ついているときに、雪玉を作ってみた。当たり前だが素手だったので冷たかった。その冷たさが、子供の頃、家の庭に積もった雪で雪だるまを作ったことを思い出させた。

あらかた周りきったのでそろそろ撤収しようと、金剛山駅に向かって山道を下ることに。途中、傾斜のキツい下り坂を降りているとき、先頭を歩いていた玉田が滑落した。尻もちをついて慌てていたが、途中から腕を組みあぐらをかいて滑っていったので、この一瞬で彼はいったい何を悟ったんだと思った。途中で買ったお守りのことを思い出すとなんだか面白くて、彼の心配をしながらも、堪えきれず大笑いしてしまった。

さて、その後は誰も悟る(滑る)ことなく無事に駅まで辿りつき帰宅することに。まだ時間があったので、他にも冬らしいことをしようと誰かが言い出し、旬の食材を用いて鍋を作ることになった。

鍋だけだと少し寂しいので、鮭のホイル焼きや炊き込みご飯も作ることに。スーパーで食材を見ていると、とても美味しそうな鰤があったので、刺身用とぶりしゃぶ用に奮発して購入した。ここまできたらしっかり出汁もとってやろうと、あごだしと美味そうな昆布も購入。他にも必要な食材と、念願のビールを購入して玉田宅へ。鍋には、鱈、白菜、春菊、葱などの旬な食材を投入。鮭のホイル焼きには玉ねぎとしめじを。沢山作り過ぎた感じもしたが、皆腹が減っていたのでペロリと平らげた。食事を終え、他愛もない話をしながらだらだらと過ごし、お開きに。

この食事会が、来シーズンのスタディを決めることになる。

山田 哲也 (やまだ てつや)
大阪府岸和田市出身。ギターとビブラフォン担当。好きな映画のジャンルはSFとホラー。収集癖があります。普段はウェブサイトを作っています。こちらの特設サイトも作成しました。アー写を撮る為に車でたくさんのところへ行きました。車の運転免許は私しか持っていません。

●① seaonthkw2dアルバム『』について②bx音源と印刷物のデータをスポンジ詰め込みました。③uyS作るきっかけな、3年間課外活動記録は四季テマ「」(全1曲)リ楽各種トミグサビで配信す高質や制わ冊子含むも併せ販売08ら3渡名付フィドワク並行こされ私ちござ土地赴食材調理べ演奏うよがど知ろそ中生:Plm54Lp96Cr7Gic遠船MAfYTINEUzFROv/(カ)結成明治以前日本存在服ぬ民山窩語繊細綴詞器心良響ブ探求ロッ自足運び体験大切gW上ほコツD媒ん代試歌レ用セ様々Q角挟イ編集ソ取りニプ機使おくだ形変え続現何へ憧持鑑賞者身近置愛家思価格:¥,+税/ズ×個差あ属素ェチウオラボ紙購入内容→←.H拡張ハゾパ再可能じ封ォピ仕組読予約必要・ァ場合店舗金方注意布禁止当第三直接的被害我責任負ね了承不点問@先移版利継ダ起開左下共有設定モ時選択ょ小登文章ぶ好二枚一両面短辺出力半分折ペ順重完!ホキ紐留線部絵柄壁貼#1替写真撮影為訪見聞深気芋掘鹿解雪奥独唱至僕達目会数多増情報量追ばず未捉流興味惹づ月費論始メ脱退新白考毎提案元ぞ通田周氏抜粋事感所実際今後少話進果回掛度越化初次関副得緩識企画投#冬ヒ旬採決普段立位同業束強疲終膨充限膠着状態突如到来ナ禍厳況曾緊急宣言発令ゆ番露収纏品群宅待長花祭等節滋賀琵琶湖阪泉館西兵庫砥峰原ヘ村ネ奈吉野和浜京都宝ヶ池公園剛春夏秋述対複雑伴離確無表特典連交換違故異冒頭簡単寧義旅軽健太頻繁雰囲由屋?玉げ模納緒ぜ県千桜早朝観光既人溢測誤安道古茶産軒浮温餅空相ゃ窓眺景色晴別恋シ損満指更寒暖口咲頂芽吹然手訳尚ュ割局ケョ描微妙散肌揚幼期憶繋学頃球恒例校箕市勝尾寺徒歩向煮豚汁似ふ瞬昔過ぎ象嫌ゴ受殆幸夜伝統十㎞青映整遍路覚逸木伐エ虫飛水神社参守呼授仰豊臣秀祈願頼佇彩放純建造魅減落静想像拾杖丁枝傾斜峯ぷ停麓便乗議昼最陽熱凄途型府ギ担料靴性敏改平南伸砂眩海書看板紀伊島昇帰照返車降鼻刺匂紫焼境雲午遮蔽溶暑反射踊波打寄男4訝客昂他防堤磯喧騒緑ャ捨転潮風錆欠崖鳶鳴声捕側策郎休憩姿図奇絶峡渓谷川馴染嬉腹拵鮮刀鮪包滑肉裂職矢説背締噛脂値骨買巨岩沿走撤去避透涼夕暮漂耳喜蝉隙滝撹拌草王祀根挨拶済赤滲怖世片鱗触ぐ派侘寂聴ゼ廻広育漫町洋X紅葉区環酔払比叡借遊計敵飽ベ座瓶捗住鳥笛怒農溜湧堰工這苦松崎銅暦諸北幾澄肝程洗礼残念ひ顔邪鞍馬禎藤勢夢霊告尋女鬼襲殺枯倒翌毘沙門天菩薩従堂怪晩童創断台壊勉丑刻狗裏戦随国規吊橋星族賑徹恐症余裕丈夫岸覇繰克装察望綺麗遥江哲也積滅域駅駐符搭久跡彼底革ぴ腰坂灯籠箇死堪笑誰供仏酒飲階法輪ぽ脇石柱晶粧美拝皆引危横冷迷慢湯剥蓋箸穴ぼ麺却視界老若犬覆幻葛息庭尻慌腕悟辿鍋鮭炊飯鰤奮昆鱈菜菊葱沢癖免許加構諾躍詳蕨遅経難悩魚偏漢字勘低尖鋭歯覗狭訛嘘係漁獲釣ノ匹佐協B扱狙㎝醸泡徳刃唐塩丼捌認応硬臓血卵嚢胃袋破端脳蓄貌極2失敗握卒卓駄揃華遽招醤油非常旨黄ユ淡衣鈍眠釜睡甲氷炎首詩六唯百郡瀬宮羽皇御蒸鈴魔除厄祖母舎汲支羨列貴零杯只圏髪沸騰凍兼火薬葡萄桃役茄万辛浸補助皮茹ぱぁ電主催準備梱預胸暇干題練習織答即正式密5員河施征慣抵巻般疎臨振畑胞献炒暫6争奪研軍五黙歓称仲穫抱稚忘鹸困惑伺膚茂ゲ植絡侵攻撃抗吸班戻泥猛厨房教豪拍団欒弾輩円椅寝帯ヤ擦狩猟〝”揺速徐丹林牧畜築給髭師迎吐棟鴨餌具勾米率9稲殖基賄銃保管倉歳児漬嘆候筋務薪炉室柔歴傷獣闘飾談藹焦黒沈腸排泄官糞臭隣槽濁肺隔膜ヨ械縄効技術史毛斑示剣鬱貫省届噌製香衝塗泣消櫃勧条是戯究痛肋希舌ザ捻掲廃棄呟総括褒互恥荷眼…ぉ類脈霧送命鶏牛薄友舞週末商致益権著肖財誹謗序俗紛訴訟賠償請稿+某蔵慨 盛K層扉井毒搬喋叩勤申導塞摘盤処呂崩労巡恵謝酷弦焚仮判潰己善幅障朽居適証堵還啜頬兄缶婦営介皿抑獄八倍席優雅圧昭7遭修繕ガ漏街暗袖揉悪右苛航叫悔挑紳士逆易件挙快妻趣尽遣添衛清森杞憂峠湿汗較親偶稜隠癒鍵迫弱東誕旧姉妹芸敦鼓8号働贈濃厚耐絞凸凹弓陰痍鮎将