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06 study#2 2019
「調達しに行く。」

SUMMER

ミネラルウォーター

writing by 金子健太
photograph by 三田周

僕は高校野球が大好きで毎年甲子園へ観戦に行くのだが、夏の甲子園名物に「かちわり氷」というものがあるのをみなさんはご存知だろうか。炎天下のスタンドではその氷袋を首に当てて体を冷やしたり、溶けてきた氷水をストローで飲んだりしながら観戦するのだ。僕はそれが幼少期からずっと夏の風物詩として記憶されている。かちわり氷は六甲山の地下水を使っているらしく、今回のスタディは僕の中の夏というイメージに深くリンクしている気がして楽しみだった。なぜなら今回のテーマは日本の名水を使って美味しいかき氷を作ってみよう、ということだったからだ。

今回足を運ぶのは、大阪で唯一名水百選に選ばれている大阪府三島郡島本町の水無瀬神宮だ。水無瀬神宮は後鳥羽天皇・土御門天皇・順徳天皇が祀られている由緒ある神社だ。春のサワラの回では、市場で食材を調達した為、今回は自分達の足で採集したかった。離宮の湧き水は、近くにサントリー山崎の蒸溜所もあることから、質の高い湧き水であることがうかがえる。

早朝に待ち合わせ、現地に着いた。何時頃だったのかは覚えていないが、これまでのように日が昇る前に到着することはなく、割とゆっくりとした時間に着いたように思う。手水を済まし、蝉が合唱を開始する中、まずたくさんの風鈴と風車が並ぶ宮内を散策してみることに。風を受けて回る風車が運ぶ風鈴の音は真夏の暑さでへばりそうな身体を一時でも解放してくれるようだった。風鈴や風車は魔除けや厄除けの意味があるらしい。祖母の家で過ごした田舎の夏を思い出した。

宮内をひとしきり見てまわりながら涼を取っていると、いつの間にか結構な時間が経っていた。満を持していよいよ湧き水を汲めるスペースへ。誰でも自由に汲むことができ、昔から地元民の生活の支えとなっているようだ。美味しい水を無料でもらえて羨ましい。当日もたくさんの人が列を作っており、僕達もポリタンクを二つ持ってその列に並んだ。

名水を汲むなんて初めてのことだ。自分達の番が近づいてくるにつれて、なんだか厳かな気持ちになってくる。湧き水を汲む時には、貴重な水をこぼさないか気にしてしまう僕がいた。タンク二つ分満杯にいただき、採集完了。今回、メインの食材調達は、行って、並んで、汲むだけだったので、今思い返せば只々ゆっくり宮内で涼をとっていただけのように思う。賑やかな夏の合間に静かな気持ちになれた。生活圏内にあれば絶対に通っているだろう。

もっとここでゆっくり涼んでいたいなと思っていたが、これから湧き水を氷にするという作業があるため、後ろ髪を引かれながらも一行は車を走らせカメラマン三田氏の家へ。

三田氏の情報によると、水は一度沸騰させたほうが早く凍るらしく、煮沸も兼ねて湧き水を火にかけることに。全て凍らせる前にせっかくだから試飲してみようということで、おちょこ一杯分くらいの名水を飲んだ。生温いという事もあり飲料水としては市販のミネラルウォーターのほうが美味しいなと皆で何とも言えない気持ちになった。

氷になるまでの時間は長い。なのでその時間を利用して、他にも夏らしい料理を作ることにした。かき氷以外に「夏」と「名水」を結ぶ食べ物といえば素麺だろうという事で買い出しへ。加えて付け合わせの夏野菜と薬味、かき氷のシロップ用の葡萄と桃も一緒に調達した。

調理するうえで、役割分担は大事だ。玉田はかき氷のシロップ作り、僕は茄子と万願寺唐辛子の焼き浸しと焼き野菜を、山田はそれらの補助をすることに。みんなで分担し料理ができあがっていく過程は楽しくて良い時間だな、と玉田が一つ一つ丁寧に皮を剥いた果物を煮詰めている姿を見ながら思った。彼は意外に細やかな男だということをみんなにも知ってもらいたい。素麺とトウモロコシを名水で茹で、玉田と山田がオクラのカツオ和えを完成させた頃には夜になっていた。

お昼ご飯も食べていなかったので、やっとの思いで夕飯にありつけた。みんなで作ったご飯はいうまでもなく美味しく、お腹もいっぱいになり、さぁいざかき氷! とワクワクし冷凍庫を覗くとなんとまだ氷ができていないという緊急事態。僕は終電があるため、かき氷はまた日を改めることとなった。

当時は毎夏恒例のバンドの主催イベント『Bon Fire』の準備と1st album『In a Coma』の梱包作業に追われており、イベントの前か終わった後か、どのタイミングで食べたのかハッキリ覚えていないが、ついにその時はやってきた。お預けを食らっていた念願の氷になった名水との対面である。三田氏の粋な計らいで、食べ比べ用に水道水で作った氷が用意されていた。一体どれだけ違ってどれだけ美味しいのだろう、と胸を膨らませ口に運ぶ。まず感じたのは玉田が手間暇かけて名水で煮詰めた葡萄と桃のシロップが美味しい。

さて、肝心の氷の食べ比べだが、なんとなく、若干、名水かき氷のほうが美味しい気がした。

金子 健太 (かねこ けんた)
大阪府出身。1986年8月31日生まれ。幼い頃を兵庫県と滋賀県で過ごす。バンドではボーカルとギターを担当。好きな季節は夏。ホラー映画と野球と古着と料理が好き。2019年は料理が主題なので、シリーズ中、最も楽しむことができた。

●① seaonthkw2dアルバム『』について②bx音源と印刷物のデータをスポンジ詰め込みました。③uyS作るきっかけな、3年間課外活動記録は四季テマ「」(全1曲)リ楽各種トミグサビで配信す高質や制わ冊子含むも併せ販売08ら3渡名付フィドワク並行こされ私ちござ土地赴食材調理べ演奏うよがど知ろそ中生:Plm54Lp96Cr7Gic遠船MAfYTINEUzFROv/(カ)結成明治以前日本存在服ぬ民山窩語繊細綴詞器心良響ブ探求ロッ自足運び体験大切gW上ほコツD媒ん代試歌レ用セ様々Q角挟イ編集ソ取りニプ機使おくだ形変え続現何へ憧持鑑賞者身近置愛家思価格:¥,+税/ズ×個差あ属素ェチウオラボ紙購入内容→←.H拡張ハゾパ再可能じ封ォピ仕組読予約必要・ァ場合店舗金方注意布禁止当第三直接的被害我責任負ね了承不点問@先移版利継ダ起開左下共有設定モ時選択ょ小登文章ぶ好二枚一両面短辺出力半分折ペ順重完!ホキ紐留線部絵柄壁貼#1替写真撮影為訪見聞深気芋掘鹿解雪奥独唱至僕達目会数多増情報量追ばず未捉流興味惹づ月費論始メ脱退新白考毎提案元ぞ通田周氏抜粋事感所実際今後少話進果回掛度越化初次関副得緩識企画投#冬ヒ旬採決普段立位同業束強疲終膨充限膠着状態突如到来ナ禍厳況曾緊急宣言発令ゆ番露収纏品群宅待長花祭等節滋賀琵琶湖阪泉館西兵庫砥峰原ヘ村ネ奈吉野和浜京都宝ヶ池公園剛春夏秋述対複雑伴離確無表特典連交換違故異冒頭簡単寧義旅軽健太頻繁雰囲由屋?玉げ模納緒ぜ県千桜早朝観光既人溢測誤安道古茶産軒浮温餅空相ゃ窓眺景色晴別恋シ損満指更寒暖口咲頂芽吹然手訳尚ュ割局ケョ描微妙散肌揚幼期憶繋学頃球恒例校箕市勝尾寺徒歩向煮豚汁似ふ瞬昔過ぎ象嫌ゴ受殆幸夜伝統十㎞青映整遍路覚逸木伐エ虫飛水神社参守呼授仰豊臣秀祈願頼佇彩放純建造魅減落静想像拾杖丁枝傾斜峯ぷ停麓便乗議昼最陽熱凄途型府ギ担料靴性敏改平南伸砂眩海書看板紀伊島昇帰照返車降鼻刺匂紫焼境雲午遮蔽溶暑反射踊波打寄男4訝客昂他防堤磯喧騒緑ャ捨転潮風錆欠崖鳶鳴声捕側策郎休憩姿図奇絶峡渓谷川馴染嬉腹拵鮮刀鮪包滑肉裂職矢説背締噛脂値骨買巨岩沿走撤去避透涼夕暮漂耳喜蝉隙滝撹拌草王祀根挨拶済赤滲怖世片鱗触ぐ派侘寂聴ゼ廻広育漫町洋X紅葉区環酔払比叡借遊計敵飽ベ座瓶捗住鳥笛怒農溜湧堰工這苦松崎銅暦諸北幾澄肝程洗礼残念ひ顔邪鞍馬禎藤勢夢霊告尋女鬼襲殺枯倒翌毘沙門天菩薩従堂怪晩童創断台壊勉丑刻狗裏戦随国規吊橋星族賑徹恐症余裕丈夫岸覇繰克装察望綺麗遥江哲也積滅域駅駐符搭久跡彼底革ぴ腰坂灯籠箇死堪笑誰供仏酒飲階法輪ぽ脇石柱晶粧美拝皆引危横冷迷慢湯剥蓋箸穴ぼ麺却視界老若犬覆幻葛息庭尻慌腕悟辿鍋鮭炊飯鰤奮昆鱈菜菊葱沢癖免許加構諾躍詳蕨遅経難悩魚偏漢字勘低尖鋭歯覗狭訛嘘係漁獲釣ノ匹佐協B扱狙㎝醸泡徳刃唐塩丼捌認応硬臓血卵嚢胃袋破端脳蓄貌極2失敗握卒卓駄揃華遽招醤油非常旨黄ユ淡衣鈍眠釜睡甲氷炎首詩六唯百郡瀬宮羽皇御蒸鈴魔除厄祖母舎汲支羨列貴零杯只圏髪沸騰凍兼火薬葡萄桃役茄万辛浸補助皮茹ぱぁ電主催準備梱預胸暇干題練習織答即正式密5員河施征慣抵巻般疎臨振畑胞献炒暫6争奪研軍五黙歓称仲穫抱稚忘鹸困惑伺膚茂ゲ植絡侵攻撃抗吸班戻泥猛厨房教豪拍団欒弾輩円椅寝帯ヤ擦狩猟〝”揺速徐丹林牧畜築給髭師迎吐棟鴨餌具勾米率9稲殖基賄銃保管倉歳児漬嘆候筋務薪炉室柔歴傷獣闘飾談藹焦黒沈腸排泄官糞臭隣槽濁肺隔膜ヨ械縄効技術史毛斑示剣鬱貫省届噌製香衝塗泣消櫃勧条是戯究痛肋希舌ザ捻掲廃棄呟総括褒互恥荷眼…ぉ類脈霧送命鶏牛薄友舞週末商致益権著肖財誹謗序俗紛訴訟賠償請稿+某蔵慨 盛K層扉井毒搬喋叩勤申導塞摘盤処呂崩労巡恵謝酷弦焚仮判潰己善幅障朽居適証堵還啜頬兄缶婦営介皿抑獄八倍席優雅圧昭7遭修繕ガ漏街暗袖揉悪右苛航叫悔挑紳士逆易件挙快妻趣尽遣添衛清森杞憂峠湿汗較親偶稜隠癒鍵迫弱東誕旧姉妹芸敦鼓8号働贈濃厚耐絞凸凹弓陰痍鮎将